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1度だけ死者に会えるとしたら誰に会いたいですか?映画「ツナグ」感想

2020 5/27
劇場公開日 2012年10月6日
2012年製作/129分/G/日本
配給:東宝
目次

映画「ツナグ」

今日は何となく心温まる系の映画が観たくて「ツナグ」を鑑賞しました。私自身が松坂桃李さんのファンなので偏った意見になってしまうかもしれませんが、私自身の個人的な感想をつらつらと書いていこうと思います。樹木希林さんも出演されている映画ということで泣けないわけがないでしょう。これから映画を観ようと思っている人、映画選びに迷っている人などに参考になればいいなと思います。

あらすじ

直木賞作家・辻村深月による同名小説を映画化したヒューマンドラマ。大切な人を亡くした者と死者を一度だけ再会させる仲介人「ツナグ」という職業を通じて、他人の人生に深くかかわっていく青年の葛藤と成長を描く。一見するとごく普通の男子高校生・歩美は、祖母アイ子からツナグを引き継ぐ見習いとして、死者との再会を望むさまざまな人と出会っていく。しかし、死者との再会が救いになるのか、人生は変わるのか、次第に自身の行為に疑問を抱くようになる。映画「麒麟の翼」、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」など話題作への出演が続く注目の俳優・松坂桃李が、初の単独主演。祖母アイ子役の樹木希林のほか、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、八千草薫、仲代達矢らが共演。監督は「ROOKIES 卒業」の平川雄一朗。

映画.com

登場人物

  • 渋谷歩美 – 松坂桃李…ツナグの見習い。高校生。
  • 渋谷アイ子 – 樹木希林…ツナグ。歩美の祖母。
  • 土谷功一 – 佐藤隆太…失踪した彼女を待ち続けるサラリーマン。
  • 日向キラリ – 桐谷美玲…土谷の彼女。
  • 嵐美砂 – 橋本愛…女子高生。
  • 御園奈津 – 大野いと…嵐の親友。
  • 畠田靖彦 – 遠藤憲一…母に会いたいとする男性。
  • 畠田ツル – 八千草薫…靖彦の母。

スタッフ

  • 原作 – 辻村深月『ツナグ』
  • 監督・脚本 – 平川雄一朗
  • 音楽 – 佐藤直紀

感想

「目に見えるものだけが真実じゃない。大切なものは心で見る。そうすれば本当に大切なものが見えてくる。」歩美の叔父の言葉です。人は目に見える事しかあまり信じようとしないけど、大事なことは目に見える表面ではなくて内側にあることが多い気がします。人間に関しては特にです。だからこそ人と面と向かって話すことが大切だと思うし、目に見える事だけを信じて判断するのは後悔を生むこともあるでしょう。私はあまり人と面と向かって自分の気持ちを伝えるのが得意な方ではないので、あまり自分の気持ちを伝えようとせずに逆に人の気持ちを心で汲み取ることばかりしていますが…。それだけじゃ分かり合えないことってあるんですよね。

このエピソードの中では特に嵐と御園の話が印象的で、苦しくなるほど泣きました。喧嘩別れした二人はツナグによって再会しますが、そこでの別れも二人にとっていいものではなく、嵐はちゃんと御園に話せなかったことを後悔していました。切ないです。1度しか会えないチャンスを無駄にしてしまったのですから。しかし、嵐は「会ったことには後悔していない」と言っていました。変えられない過去を後悔するばかりでなく、前に進んでいかなければならないと気持ちを切り替えられたのでしょうか。

”死”というのは誰しも必ず訪れるものですが同時に目をそむけたくなるものでもあります。現実の世界ではもちろん死者に会うことなんてできません。私たちは後悔することが無いように、人とのかかわり方をもっと考えていかなければならないなと思います。伝えたいことはきちんと伝える、分かり合うようにしていかないとだめですね。あとは、物事を悪いようにとらえすぎないこと。死者に関して言うと、例えば喧嘩別れしたとかね、死んでしまってからでは聞くことができないので相手の気持ちがわからないまま、ということになってしまうかもしれませんが、あなたが思っているより相手はあなたを悪いようには思ってないですよ。

まとめ

個人的にはこの映画を観てこれからの生き方を考えさせられました。本当はね、もっと好きな松坂桃李さんの良いところとかを書いていこうかと思っていたのですが、ストーリーが普通に良かったです。ちゃんと真剣に書きました。

この私の感想記事がどこかで誰かの参考になればいいなと思っています。

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